005)地上に降りてから

10年前、香港への就職飛行

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今日は私にとって特別な日です。

1997年6月2日、10年前の今日、私は香港へ始めて飛び立ちました。
旅行ではなく、働きに。香港ベースの航空会社に就職が決まり、成田で東京リクルート組11人が招集され、海外就職について何も深く考えず、「やった!海外住める!旅行沢山できる!」というお気楽な気持ちで、大して現地情報も集めずにスーツケースひとつで中国返還直前の香港へ旅立ちました。

自分達が8週間泊まることになるホテルの場所もろくに意識せず、到着してから「ネイザン通りがすぐ近くらしい。なんか聞いたことある名前の道だな」くらいの気楽さで、香港全体に漂う返還直前の高揚感がすっと身体になじんで、人ごみが大嫌いだったのに香港の人ごみは全く苦にならなかったことが印象的でした。

あれから10年。あのころの仕事も20世紀中にやめてしまい、今は全く異分野にいて、日本での仕事人生の方が長くなってしまったのだけれど、1997年6月からの2年半は私の後の考え方や仕事の進め方なんかにかなりの影響を及ぼしているのです。

大して下調べもせず、後先考えずぽーん、と遠い地へ就職できてしまったあのころの自分が懐かしい。今だったらたった数日間の旅行でも何でもネットで調べてどんな細かい点でも検索せずにはいられないのに、、、あの頃は自宅にはネットはなかったし、調べるすべも大してなかったから逆に情報に縛られていなかったからよかった。とも思います。