10) リールで、ペンフレンドと会う
1993年9月1日(水) パリ 晴れ、時々曇り
今日の朝はちょっとしたトラブル続きだった。
まず、メトロを乗り間違えてAuberへ行ってしまい、一旦戻ってCare du Nord(北駅)へたどり着いた。その後、チケット売り場の窓口でユーレイルパスに日付を入れてもらうために並んでいたら、前に並んでいた男の人にやたらと時間がかかっていて、焦ってしまった。
結局、乗車できたのは8時55分ごろで、改札機でチケットに刻印するのを忘れてしまった。予約していた席に着こうとするとほかの人が座っていたので、ウロウロしていいると、中学生くらいの男の子が、「どうしたの?」と声をかけてくれた。彼にチケットを見せると、「あっちの車両だよ。あっちで見つけな」と教えてくれた。
リールの駅に着いてからも大変だった。ここで、文通をしているフランス人のペンフレンド、Stephanieに会うことになっていたのだが、待ち合わせ時間の10時20分になっても彼女が現れない。すると、駅の構内放送が。"L'attention s'il vous plait, Mensieur Agua Clara なんとかかんとか・・・・"とのこと。よく聞き取れなかったけれど、確かに私の名前が呼び出されている!と気づき、駅のインフォメーションへ行ってみると、放送では「ムッシュ」と呼んでいたので、駅員さんは男性が来るものだと思っていたらしく、あまり分かってもらえなかった。なので、Je suis Agua Clara(私がaguaclaraです)と説明した。すると英語で駅員さんに「あなたが待ち合わせをしている人は?」と聞かれたので「Stephanieです」と答えると、ようやく分かってもらえたようで、「彼女は11時38分に着く予定です」と教えてくれた。
Stephanieが来るまでにしばらく時間があることがわかったので、リールの街を少しだけ歩いた。
11時頃、駅に戻ると「Aguaclara!」と声をかけてくる人がいた。それが、Stephanieだった。
彼女と二人、本屋さん兼CDショップでフレンチポップスのCDを買い、それから銀行でトラベラーズチェックを現金に換えてもらった。
その後、レストランで一緒にランチをした。フランスのレストランはちょっぴり高め。二人で130フラン位だった。「あなたは私のゲストだから」とStephanieがおごってくれた。
食後、二人で電車に乗って、彼女の大学がある街へ行き、寮や校舎を見学した。教会のようでとても広くてきれいなキャンパスだった。
リールに戻り、美術館へ行ってみたところ、なんと「2年間の閉館中」とのこと。残念。
気分を変え、二人で街をウィンドウショッピングした。私はフランス語で会話はできないので、二人で英語でしゃべりながら道を歩いていると、中学生か高校生くらいの男の子3人が私たちに興味を示して"Please"とか、とりあえず「知ってる英単語」で声をかけてきた。そこで、Stephanieが"Je suis francaise!(私はフランス人よ!)"と言い放つと彼らはいなくなった。Stephanieは「フランス人の男って、糊みたい」と嫌そうな顔をしていた。
夕方17時ごろ、Stephanieと別れ、パリへ戻った。
彼女とは、それ以来、会っていない。
« 9) パリ、ジヴェルニー | 目次 | 11) パリからニースへ夜行列車に乗る »